新しいMacBookを買いました!さーブログ再開しようかなと思いながら帰ってみると、自宅にあるiMacが絶不調。ワクワクして帰ってきたのに、なんとも言えない気分(苦笑)
前日まで普通に使えていたのに、帰ってきてMacBookに必要なデータを移行しようと思ったら動作が激重で何をしようとしても風車がクルクル。クリックするたびにひとつの動作に5分以上かかって、何をするにもイライラ!何度再起動しても変わりません。
iMacの修理について書くために、初めて新しいMacBookを使うことになるとは思いませんでした(笑)ということで、MacBookのことについては後日の記事で。
おかしくなったのは2009年に購入したiMac 21.5インチ Early2009。もう5年以上毎日使っていたのでおそらくHDDが原因かなーとは思いましたが、壊れたのがHDDなのかメモリなのか見ただけでは分かりません。
詳しい人ならシステムレポートなんかを見れば分かるのかもしれませんが、HDDもメモリもしっかり認識されていて私には異常がわかりませんでした。
まずは何が原因なのかできる限り探ってみることに。
外付けHDDから起動してみる
タイムマシンでのバックアップの他に、私は定期的に外付けHDDに内蔵HDDのクローンを作っています。基本的には旧OS Xを使うためなんですが、今回はそれが役に立ちました。
※Mac起動用の外付けHDDの作り方は下で説明
外付けHDDから起動する方法はふたとおり。OS Xをインストールした外付けHDDをつないで、
- 起動と同時にOptionを押し続けて、起動に使うHDDを選択する。
- 起動中にシステム環境設定から、起動ディスクを選んで再起動する。
内蔵HDDから起動すると動作が激重だったiMacが普通に動くようになりました。再起動と同時にいったん電源を抜いたのでSMCリセット(iMacの場合はシステムを終了させて、15秒間コンセントから電源を抜くだけ)で直ったのか?と思い、再度内蔵HDDで起動してみるも、変わっていませんでした。
これで異常に動作が遅い原因はHDDだと分かりました。
内蔵HDD交換前に外付けHDDにクローンを作る
HDDが原因なので、内蔵HDDを交換すればいいことは分かりましたが、iMacはHDD交換が簡単ではありません。
吸盤で前面ガラスをはずして、液晶の周りのネジを取って、中のホコリをエアダスターで飛ばして、HDDをはずして、温度センサーを……こんな感じで結構大変。
実際行っている人は多いので、HDD交換をしたい人は先輩方のレポートを参考にさせてもらいましょう。
- http://graphity.hateblo.jp/entry/2014/04/13/171256
- satomami.com
- iMAC27インチのHDD(ハードディスク)とSSDを交換増設したよ! – まなべやブログ
私は外付けHDDからの起動でひとまず乗り切ることにしたので、ゆくゆくは内蔵HDDと交換する用のHDDを購入し、先にOSをインストールすることにしました。
OSのインストールといっても、内蔵HDDのコピー(クローン)を作るだけ。
iMacに起動用の外付けHDDと、コピー用の空っぽのHDDをつなぐ
今回使った道具をメモしておきます。
- 交換用のHDD 3.5インチ 7,200rpm Seagate 2TB
- 外付け起動用のHDD 3.5インチ 7,200rpm Seagate 1TB(別のMacで作成)
- 玄人志向3.5型 電源連動HDDケース
- HDDに直挿しできる電源ケーブル
2009年製の私のiMacにもともと入っていたHDDはSeagateの1TB。購入した交換用のHDDは同じメーカーです。せっかくなので容量を2TBにアップしました。
あとは、それぞれHDDをMacにつなぐためのものです。
まるっと内蔵HDDをコピーする
コピーしたい元の内蔵HDDを、新しく買った空っぽのHDDにまるっとコピーします。完全なクローンを作れば、元の内蔵HDDと同じ環境で使えます。iPhoneの復元と同じだと思ってもらえば分かりやすいかな。Macも簡単に復元ができます。
ちなみに、HDD交換をするにしても先にこの作業をしておいたほうが楽です。交換してからエラーが出たら、またiMacを分解しなきゃいけないので。
本来はバックアップ用のTime Machineから復元するところですが、現在iMacは動作が重すぎてTime Machineも最新のデータではありません。別の方法で復元します。
まずは外付けHDDから起動し、新しく買ったHDDをディスクユーティリティでフォーマット。パーティション方式はGUIDパーティションテーブルにしないとIntelMacでは使えないので注意です。
フォーマットができたら、クローンを作れるアプリ「Carbon Copy Cloner」をダウンロードします。
HDDのクローンの作成はMac純正のディスクユーティリティでもできます(https://akiueo.hatenablog.com/entry/mac-cleaninstall-mavericks-201502)が、アプリを使ったほうが楽だしエラーが出にくいです。実際ディスクユーティリティでやろうと思ったら「復元できませんでした - 入出力エラーです」というエラーが出て途中で止まってしまいました。
その点、アプリを使うとエラーが出ても原因のファイルを削除すれば、途中からバックアップを再開できるので安心です。
Carbon Copy ClonerでHDDのクローンを作る
Carbon Copy Clonerは30日間無料。ダウンロードしたら、解凍して起動します。
起動するとこんな画面。左側にコピー元のHDD、コピー先に空のHDDを選んで、設定はなにも変更せずに右下の「クローン」をクリックします。
容量によってはかなり時間がかかるので、時間がある時にやるのがオススメ。私のiMacはもともと900GB以上使用していたので、12時間かかりました。コピー元がSSDだったり、USB3.0やThunderboltなど転送速度が早いケーブルを使えばもっと早く終わると思います。
これでクローンのHDDから起動すれば元の環境のまま作業ができます。写真や音楽はもちろん、アプリや仕事のファイルまで元通りの環境が戻ってきたので、とりあえずは安心。あとは時間のある時にHDDを交換したいと思います。