今年の夏に向けてエアコンの掃除はもう済みましたか?
うちは先週の土曜日、1時間ほどかけてエアコンを1台掃除しました。わが家のエアコン清掃の頻度は1年に1回。毎年、夏前に清掃しています。
自分でエアコン掃除をしたのは今年で3回目。
はじめて自分でエアコン掃除した時は、道具のチョイスが悪かったために1台に3時間くらいかかりましたが回数を重ねるうちに道具も揃い、今では短時間でできるようになりました。
エアコンって掃除しないと1年放っておくだけで、結構カビがはえたりホコリがたまったりして汚れてるんですよね。
何年も掃除していないならもちろん、エアコンから出る空気がカビ臭かったり、変な臭いがするなら大分汚れているので掃除が必要です。
エアコンクリーニングの業者さんを呼べば、1台1万円程度かかりますが、自分でやれば格安で済みます。
自分でやるなんて面倒そうだと感じますが、1度道具をそろえてしまえばそんなに難しくないんです。
今回は私がエアコン清掃するときにそろえておくと便利だと思う物を紹介します。
エアコン清掃に使う掃除用具
- エアコン洗浄剤
- 蓄圧式噴霧器
- エアコン洗浄カバー
- 歯ブラシ
- 8〜15リットル程度のバケツ
- アルコールスプレー
- ビニールシート
- 養生テープ
- ゴーグル
- マスク
- ゴム手袋
掃除用具として必要なのは以上です。それぞれ私がつかっているものと、必要性は下記で説明します。
こんなに道具そろえないでもカビ臭さだけとりあえず取りたいんだけど……というなら、1,000円以内で済ませる方法があります。
エアコン洗浄剤(アルミフィンクリーナー)
10〜20倍に薄めて使うエアコン洗浄剤。これ1本でフィンもファンも洗えます。エアコン洗浄で使う洗剤はこれだけでOKです。
薄めた洗浄剤を、このあと紹介する噴霧器に入れて洗いたい部分に直接噴射します。
商品名はアルミフィンクリーナーですが、ファンも洗えます。表に見えているのがフィン、中でクルクル回っているのがファンです。フィンが洗えても、回転するファンが洗えないエアコン洗浄スプレーもあるので、注意が必要です。
以前私は知らなくて、ファンまでちゃんと洗えないスプレーを使っていました。
衝撃の事実!よくあるエアコン洗浄スプレーだと、フィンは掃除出来てもファンは掃除できない - AIUEO Lab2
今回使った、エアコン洗浄剤はプロ用なので洗浄力は抜群。1つ買えばエアコン3台分くらい洗える量が入っています。
そんなにエアコンないから少しでいいのに…という人はお風呂掃除や台所のシンクなんかにも使えるので、使い切れるかはあまり心配する必要はありません。
ちなみに洗浄剤はアルカリ性の溶液なので排水は各自治体に従う必要があります。
アルカリ性の洗浄剤を中和できるリンス(中和剤)も売っているので、アルミの劣化(白くなって粉をふいたり、ボロボロになる)が気になるならリンスも併用しましょう。洗浄剤をしっかり綺麗に水で流せるならば中和剤はいりません。
エアコン洗浄カバー
これがないとエアコンは掃除できません。水が壁沿いに垂れたり、飛び跳ねるのを防いでくれます。
エアコンをすっぽり覆うように後ろはゴムで止まり、掃除する前面はガバッと開くようになっています。
排水はホース状になった部分から下に流れるので、流れる先にバケツをセットすれば水が飛び散ることはありません。
一回買えば繰り返し使えるので経済的です。一応推奨されてるのは3回まで。
蓄圧式噴霧器
安く済ませたいなら、噴霧器は買わずにペットボトルにつけるタイプのスプレーでも代用できます……できるんですが、こちらがオススメ。
ペットボトルに装着する圧縮スプレーは、実は昨年まで私も使ってました。掃除に使えることは使えるんですが、ペットボトルの容量分しか水が入らないので何回も水を足す必要があってかなり面倒。
水を入れるたびにポンプで空気を圧縮しなきゃいけないし、水を出している間はトリガーを握っていなきゃいけないので手が痛くなる。
噴霧できるスプレーの先も細くないので、当てたいところに当たりにくいし、いろんな角度で吹き付けようとして水が飛び散ったりして大変な思いをします。
蓄圧式噴霧器なら、容量はあるし、空気の圧縮も少ない回数でOK、先は細いのでエアコンの吹き出し口に突っ込めるし、トリガーも柔らかいので手も痛くならない。
1度空気を圧縮すれば2分くらいは結構な勢いで水を出し続けることが可能です。
霧状じゃなく1方向に出す時は、4メートルくらい水を飛ばす力があるので、洗浄したいところを強い水流でダイレクトに洗うことができます。
ペットボトルスプレーの大変さを知っている人なら感動するレベルで便利です。
8リットル以上のバケツ
うちで使っているのはこのバケツです。写真見苦しくてごめんなさい。エアコン掃除後の汚れがたまってます。
窓から外に排水するからバケツはいらないな……なんて思った人、バケツがあった方が圧倒的に楽です!
エアコン洗浄カバーの排水ホース部分は地面に余裕で届くほど長さは十分ですが、斜めに設置しようとするとなかなか固定できません。最悪固定していたホースがはずれて、カーペットに洗浄剤がつこうものなら一瞬で変色します。
これ、実体験です(苦笑)バケツはあった方が安心です。
ゴム手袋、ゴーグル、マスク
エアコンクリーニングに使う洗浄剤は、手についたり目に入ると危険な水溶液です。
ゴム手袋はなきゃエアコンクリーニングは絶対できません。そしてエアコンを洗うとき噴霧器のようなものを使うなら、薬剤や水がかなり飛び散るのでゴーグルとマスクは必需品です。
そんなに高価なものでもないし、目に入ったり、手についたりした後では遅いので自衛のために必ず用意しましょう。
ビニールシート、養生テープ
これらはどちらも周辺に洗浄液が飛び散ったり垂れたりしても大丈夫なようにガードするのに使います。
洗浄液がカーペットや洋服などの布製品につくと、変色してしまうのでしっかりと養生することをオススメします。
養生テープはエアコンの電子部品に水が入らないようにガードするのにも使えます。
アルコールスプレー、歯ブラシ
エアコンのカバーや、上部などの洗浄液では洗わない部分はアルコールで拭いて除菌しつつ綺麗にします。
歯ブラシは手の届かない部分の汚れを落とすのに使います。100均などで売っているお掃除棒などでもなんでもかまいませんが、細いところが掃除できるものは一つ用意しておくと便利です。
まとめ
エアコン洗浄剤、蓄圧式噴霧器、エアコン洗浄カバーの3つ以外は普段から掃除等に使えるので、あったら便利な物です。
噴霧器も庭の水やりや、ベランダやお風呂の掃除などに使えます。
1度揃えてしまえば、何年も使えるものばかりなので業者に頼むよりかなりお得。
「エアコンの掃除って自分でできないのかな?」と考えている人がいるなら、「道具さえあれば意外と簡単にできるよ!」と伝えたいです。
掃除用具の収納場所があって、自分で掃除する気力があるなら、『自分でエアコン掃除』やってみるのはいかがですか?