ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」を買ったので、「写真を販売する副業ってどうなんだろう。もしかして少しは売れるんじゃ?」なんて、ついさっきまで甘い考えでいました。
でも、ちょっと調べただけで「これは難しそうだ」という考えに。
今からカメラの腕を磨くくらいなら、クラウドソーシングでもやった方が早く稼げそう?調べた内容をまとめてみます。
カメラの購入にいたる経緯はこちら。
(photo credit: kennymatic via photopin cc)
写真を販売できるサービス
撮った写真をサイト上に登録して、売れた金額の何割かが報酬としてうけとれるサービス。それが「ストックフォト」です。出版社やテレビ局、ウェブデザイナーなどが写真を購入します。
そもそも、そんなサイトはどれくらいあるのかをまず調べました。
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PIXTA/ピクスタ
Adobe Stock/アドビストック(旧:フォトリア)
amanaimages-PLUS/アマナイメージズプラス
shutterstock/シャッターストック(解説が英語)
photolibrary/フォトライブラリー
iStockphoto(ゲッティイメージズ)
Snapwire
こちらは、写真が販売できるアプリです。
apps.apple.com必要な機材は?
photo credit: Hayato.D via photopin cc
ストックフォトで売れる写真を取るためには、どんな機材が必要なんでしょう。一眼のデジカメがあればいいの?
必要なのはデジカメ・パソコン・インターネット
ストックフォトで写真を販売するには、デジタルカメラで写真を撮り、パソコンに取り込んで、インターネットを通じて上記のようなサイトに写真を登録するだけ。
他に特別な機材はいりません。もちろん撮る写真にこだわるならば、カメラ周辺の機器やレンズなど必要になります。
投稿前の写真は、明るさやコントラストの調整、トリミングやゴミを取り除いたり、RAWデータならJPEGに変換したり…こういった作業に必要です。
それぞれのサイトに必要な画素数が決められている
ストックフォトサービスにはそれぞれ、販売写真の最低基準があります。
例えばPIXTAなら、
サイズ | 縦横合計ピクセル数 | 価格 |
---|---|---|
Sサイズ | 1300px以下(Sサイズのみ販売は不可) | 540円 |
Mサイズ | 1301px以上4500px以下 | 1,620円 |
Lサイズ | 4501px以上8000px以下 | 3,240円 |
XLサイズ | 8001px以上 | 5,400円 |
(写真・イラスト素材ガイドライン | PIXTA Channel)
上のサイズを満たしていれば、なんでも販売できるわけではありません。写真としてのクオリティ(ピント・露出・ホワイトバランス等)や被写体など審査されます。ピンぼけや、ブレている写真では審査を通りません。
iPhoneなどのスマホや、コンパクトデジタルカメラで撮った写真でも登録できますが、審査を通るのは難しそうです。
ストックフォトは登録前にテストがある
販売するまでの流れは、どのサービスもだいたい同じ。ピクスタを例にとると、
- 会員に登録する
- 入門テストで著作権や素材の要件について学ぶ
- テスト用素材を投稿する
- 審査される
- OKがでれば販売ができるようになります
現在の登録者数は?
競合がたくさんいればいるほど、自分の作品が売れる可能性は低くなります。他のネットでできる登録制の代表的な副業を、クリエイター側の登録者数と作品数で比べてみました。
クリエイター数 | 作品数 | |
---|---|---|
PIXTA | 13万7千人 | 約845万 |
NAVERまとめ | 不明(稼いでるのは7,000人くらい?) | 150万本以上 |
nanapiワークス | 37,908人 | 不明 |
LINEスタンプ | 80,000人以上 | 12,000セット以上 |
PIXTAで見てみると、クリエイターとしての登録者数は結構多い。この比較、やってて思ったけど曖昧すぎるし、比較対象が違いすぎてあまり意味が無いですね。
上の中で副業としてあえて比べるなら、NAVERまとめが唯一審査なく作品(まとめ)を公開できるので、敷居は低い。
作品登録数は?
現時点での作品登録数を見てみると
サイト | PIXTA | Fotolia | shutterstock | photolibrary | iStock | TAG |
---|---|---|---|---|---|---|
点数(約) | 845万 | 3,065万 | 4,070万 | 260万 | 数千万 | 49万 |
Fotoliaとshutterstock、iStockphotoがずば抜けているのは、世界各国で展開されているサービスのため。PIXTA、photolibrary、TAGSTOCKは国内のサービスです。国内だと一番点数が多いのは、PIXTAですね。
どんな写真が売れる?
売れやすい写真はどんな写真でしょう?解説記事がいくつか見つかりました。
構図の悪いものや、登録枚数の多いテーマは、もれなく審査を通らないようです。
どうやら稼ぐには、偶然撮れた写真を売るというよりは、最初から売るための写真を撮る必要がありそう。考えてみれば当然ですが、買う人の立場を考えなければ売れません。
報酬は?
月に数十万稼ぐ人もいるそうですが、それは一握り。実際にストックフォトサービスを使っていて、収入を公開している方たちがいます。
数万円
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全体の収入 金額 : 58,763 円 (99.7%) ...
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いままでに得た金額を報告する。iStockphotoがかなり売上を伸ばし109ドル(約8,637円)、PIXTAが552ポイント(5万5,800円)、fotoliaが53ポイント(約7,950円)となっている。 ...
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登録して2年足らずですが、毎月コンスタントに撮影をされていて作品数が5500点を超え、月の売上も50万円超 ...
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2010年3月の売上が140万を超えました。 ...
本当に稼ぐためには、少なくとも数百枚の写真を登録し、なおかつ撮る写真はニーズを考えたものでなければ売れないようです。ただ単に、ペットや赤ちゃんの写真を撮っても年間数枚売れるか売れないかでしょう。
あとがき
photo credit: akk_rus via photopin cc
ストックフォトでの写真販売を考えている方は、とりあえず登録してみましょう。季節のイベントに合わせて販売する写真を撮ると売れやすいそうなので、今からの季節だとハロウィン、クリスマス、年賀状などの素材を狙うのがよさそうです。どんな場面で使われるのかを考えて撮りましょう。
いろいろ調べていくと、私はストックフォトで稼ぐのはちょっと難しいのかな?と感じました。あなたはどうですか?