7年前くらいに前に買ったうちの冷蔵庫が、この頃ブンブンうなるような変な音を出すようになったので買い替えを考えていた矢先に、デザインとサイズが良いこの冷蔵庫が発売になりました。
デザインとサイズはバッチリだったので悩みましたが、結局うちは別の冷蔵庫を購入。 購入を考えている方用に、なぜ買わなかったのか、どんな人にいいのかを書いておきます。
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どんな冷蔵庫?
無印良品には今回発売されたのと同じ様なデザインの冷蔵庫が以前も販売されていました。INFOBARなどのデザインで有名な深沢直人がデザインして、販売が終わってから再販売を願う多くの声が寄せられていた商品でした。今回の新製品はその復刻版とでもいうような冷蔵庫。
「ステンレスドアを使った冷蔵庫は今、買おうと思ってもなかなかない。無印良品でも出すのは9年ぶりとなるが、何度もリクエストがあった製品」(深澤氏)
“優しさ”を備えた深澤直人監修の無印良品キッチン家電。“満を持して”発売 - 家電Watch
深沢直人氏が監修しただけあって、無印良品らしいシンプルで素敵なデザインです。
サイズは2つで、横幅はどちらもコンパクトな60センチです。
- 272リットル … 幅60.0×奥行65.7×高さ141.9cm
- 355リットル … 幅60.0×奥行66.2×高さ172.9cm
高さ140㎝台で3ドアの冷蔵庫は珍しい
この冷蔵庫のすごい点は、140cm台の高さで3ドアというラインナップがあること。1人暮らしで自炊をする方や2人暮らしには最適なサイズです。
実は現在販売している大手国産メーカー品で150cm前後で3ドア・天板が耐熱の冷蔵庫はありません。数年前まではこのサイズを三洋、東芝などが作っていたので、「今うちの冷蔵庫そのサイズだよ!」って人も多いのではないでしょうか。
150cm前後の冷蔵庫が欲しい人や、冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを乗せたい人にはこの無印良品の商品が第一候補になるとおもいます。
作っているのはどこのメーカー?
ただ、ひとつ気になる点があるとすれば製造委託先(OEM先)です。
無印良品は家電を自社の工場で作っているわけではありません。性能やデザインを家電メーカーに伝えて製品を作ってもらう、いわゆる委託品です。
2月まで無印良品で販売されている冷蔵庫を作っていたのは国内の家電メーカー「株式会社ユーイング」でした。
今回の新しい冷蔵庫の委託先を調べてみると「ハイアール」。取扱説明書(PDF)を見ると最後のページに載っています。
ハイアールとは?
ハイアールアクアというのは三洋電機の洗濯機と冷蔵庫事業を譲り受ける形でスタートした中国資本の家電メーカーです。無印良品が要望の多い以前の規格で復刻版をつくろうとした時、国産のメーカーではやはり150cm台で耐熱天板の3ドアという規格がなかったんですね。ちなみに、08年にほぼ同じデザインで販売されていた冷蔵庫の委託先は東芝でした。
ハイアールアクアの既製品と今回の無印良品から発売されるものを見比べてみると、性能や規格はAQR-271Cという商品と同じです。
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これを値段で比べてみると…アクアの製品は5月24日現在¥ 78,120
性能は同じで、無印良品の方が若干高いですね。無印良品は9万円です。
あとがき
小さめの272リットルの冷蔵庫はデザインとサイズはバッチリだったんですが、実際に店頭で見てみると冷蔵室の容量がうちの家庭では少なすぎました。あと、ハイアールの既製品と中身の作りがまったく同じで、少し使いづらそう。
ここらへんは好みになるので、デザインが気に入った方は実際に店頭に行って中を確認してみてください。
うちはもともと150センチくらいで上に電子レンジがおける冷蔵庫を探していましたが、この冷蔵庫が要望に見合わなかったので結局上にレンジを置くのを諦めました。 キッチンの構造的に本来は右開きの冷蔵庫を探していたっていうのも購入を見合わせた理由のひとつ。
結局買ったのはコチラの冷蔵庫。最初検討していたのとはぜんぜん違うのになっちゃいました(笑)
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参考にしたリンク
キッチン家電2014 | 無印良品
電気冷蔵庫・270L MJ‐R27A | 無印良品ネットストア
良品計画|ニュースリリース
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