企業に所属して、決められた職場に出勤し、一定の給料をもらうという働き方が主流な一方、最近は自由な場所で働くフリーランスや在宅勤務など、インターネットを利用して比較的自由な働き方をする人が増えてきています。
今は会社をいきなり退職しても、それなりに生活費を稼げる時代です。稼ぐ方法、働く方法を知っているか知らないかで大きく差がつく世の中。 『路頭に迷う』という言葉は、ネットを活用して働く方法を知っている人にとっては過去の話なのかもしれません。
働く方法の代表的なものとしては、「クラウドソーシング」があげられます。
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クラウドソーシングとは
クラウドソーシング(crowdsourcing)とは - IT用語辞典 e-Words
仕事の依頼をする側と、受注する側がネット上で連絡を取り合い、お互い実際に会うことなく仕事が完結します。 仕事はクラウドソーシングを仲介するウェブサービス上で探します。
代表的なクラウドソーシングサービス
ランサーズ
ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト
クラウドワークス
シュフティ
今月号のWeb Designingでも特集
Web Designingで「場所を選ばない クラウドソーシングという働き方」という記事で、上に紹介したクラウドワークスが紹介されています。
クラウドワークスの利用者は、発注企業5万5,000社、会員数33万人。ワーカーと呼ばれる受注者は東京在住が2割、それ以外が海外を含めて8割だそうです。
実際にクラウドソーシングだけで稼いでいる方の記事
クラウドワークス経由の仕事「のみ」で生活を実現:エンジニア金森孝徳さん、鹿児島県在住のクラウドワーキング|クラウドワーキングマガジン
2013年からクラウドワークスの仕事のみで生活されている金森さん。ウェブサイトのデザインや、コーディング案件を行っています。奄美大島に住んで、生活コストを下げているので月20〜30万円程度の収入で十分にまかなえているとのこと。
《結果発表1》クラウドソーシングで1カ月どれだけ稼げるか企画~業務時間40%で月間約115万(累計約300万円!)の売り上げに - エンジニアtype
実際にクリエイターの方たちがクラウドワークスで仕事をしてみた実践記事です。スキルにもよるけれど、働く意思さえあればクラウドソーシングで生活していくことはできそうです。
クラウドソーシングで働く場合注意すべきこと
ランサーズやってみたけど地雷クライアント案内所にしか見えない | kosuke.cc
例えば、働きたい側がウェブ制作と運営の知識を持ち合わせていたとして、発注側はウェブ素人の個人営業店舗の方だとする。発注側はターゲットやどんなサイトを作って欲しいのかも考えずにザックリとした内容で応募しているので、契約した後に思ってもいない手間がかかる…
こんな、リスクはあります。ウェブ制作を例に出しましたが、これは他の案件でもありうること。発注者側と受注者側の意識のすり合わせは対面のようにはいきません。
クラウドソーシングのメリット・デメリット | Webクリエイターボックス
受注側のデメリットとして、実際に案件を見て思うのは、「どんなクライアントなのかがわからない」ということ。
記事の作成案件にしても、どのサイトでどんなターゲットに向けた記事を書けばいいのか隠されたものが多いです。サイトに関しては公開したくないというのもわかるけれど、それならどんな記事を書いて欲しいのか具体的に示して欲しいと感じる案件が多く見つかりました。
応募する時は、仕事内容を明確に記載している案件を選び、わからないことがある場合は質問してしっかり確認しましょう。発注者を選ぶ時は、"評価が高い” ことも基準にしたほうがいいかもしれません。
あとがき
実際にクラウドソーシングで収入を得ている人は、子育て中のママさんや、仕事を定年退職した方などさまざま。正社員・契約社員・パート・アルバイトなどといったように、どこかに所属するという今までのスタイルから、自由に働ける環境が整ってきました。
固定給ではなく、自分で仕事を管理しなければいけない手間はあるかもしれませんが、場所を選ばずに仕事ができることにメリットを感じる方も多いはず。
今すぐ必要ではなくとも、「クラウドソーシングという働き方がある」ということを知っておいて損はありません。